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2025.10.30
視力低下

目が悪くなる原因と対策を専門医が解説|ICLを含む治療の選び方

目が悪くなる原因と対策
今野医師
監修ドクター
八王子友愛眼科
インフィニティメディカル 理事⾧ 八王子友愛眼科 院⾧
今野 公士
専門分野:屈折矯正、白内障、涙道、眼瞼
専門分野:屈折矯正、白内障、涙道、眼瞼

視力が落ちる原因には、年齢や生活習慣、目の病気などいろいろなものがあります。スマホやパソコンの使いすぎもよく知られた要因ですが、それだけが理由ではありません。

本記事では、視力が低下する仕組みや代表的な要因、日常的にできる目のケアに加え最近注目されているICL(眼内コンタクトレンズ)といった治療法まで、専門家の視点をもとにわかりやすくまとめました。

「最近、なんだか見えづらい」「目が悪くなってきたかも」と感じている方に、目の健康を守るヒントをお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。

目が悪くなる原因とは

目元を触る女性

視力が落ちる理由は一つではありません。年齢の影響はもちろん、日頃の生活習慣や目の病気など、さまざまな要素が関係しています。

まずは、視力が下がるメカニズムを知ることが大切です。そのうえで、自分に合った対策を考えていきましょう。

目が悪くなる仕組みとよくある症状

視力が落ちる仕組みでよくあるのが、目の「ピント調整機能」がうまく働かなくなることです。近視や遠視、老眼といった「屈折異常」は、光が網膜に正しく届かず、ぼやけて見える状態を引き起こします。

たとえば、以下の症状があげられます。

  • 近くの文字が読みにくい
  • 遠くの景色がぼんやり見える

このような症状が出てきたら、視力の低下が進んでいるサインかもしれません。

これらの変化は、加齢や日々の環境によってゆっくり進んでいくことが多いので、「気のせいかな」と放置せず、早めに検査を受けましょう。目の状態がどうなっているかの確認は、視力を守るポイントになります。

加齢とともに起こる視力の変化

年齢を重ねると、目のピントを調整する力が少しずつ落ちていきます。よく知られているのが老眼で、これは水晶体の弾力が失われ、近くにピントが合いにくくなる現象です。

また、白内障のように水晶体が濁って視界がかすんでくる病気も、年齢とともに増えてきます。どちらも自然な変化ではありますが、放っておくと見え方に大きく影響するケースもあるので注意が必要です。

定期的に眼科で診察を受けておくことで、進行をゆるやかにしたり、自分に合った矯正方法を選びやすくなったりします。

生活習慣や環境による影響

スマホやパソコンなどの画面を長時間見続ける生活が続くと、目の筋肉がこわばりやすくなります。そのうちにピントを合わせる力がうまく働かなくなり、疲れ目や眼精疲労の原因になる場合もあります。

ほかにも、

  • 睡眠不足
  • 部屋の乾燥
  • 暗い照明の中での作業


なども、視力に悪影響を与える要因です。日常の中で少し意識するだけでも、目の負担はぐっと減らせます。

目の病気に罹患している可能性

「最近、急に視力が落ちた気がする…」という場合は、目の病気が隠れているケースもあります。

一例として以下が多い病気です。

  • 緑内障
  • 網膜剥離
  • 黄斑変性

中でも自覚症状がないのは緑内障です。緑内障の自覚症状に「視野欠損」がありますが、自覚した頃には症状が進行している状態です。また、網膜剥離は飛蚊症(ひぶんしょう)、黄斑変性は「物が歪んで見える」といった初期症状が見られます。もしこれらのサインがある場合は、すぐに眼科を受診しましょう。

早めの対応が、視力の悪化を防ぐ大きなカギになります。

今より目を悪くさせない対策とセルフケア

眼鏡と目薬

視力が下がる原因はさまざまですが、日常のちょっとした心がけで目への負担を減らせます。特別なことをしなくても、毎日取り入れられる工夫はいくつもあるものです。

工夫のポイントとなる「生活習慣」「環境づくり」「視力矯正」「受診のタイミング」という4つの視点から、実践しやすいケア方法を紹介します。

目を休ませる習慣を取り入れる

長時間の作業が続くと、ピントを調整する目の筋肉が疲れて、視力が一時的に落ちることがあります。そんなときに役立つのが「20-20-20ルール」です。20分作業したら、20秒間、6メートル(約20フィート)先を見るというシンプルな方法です。こまめに目を休めるだけで、疲れのたまり方が違ってきます。

さらに、ホットアイマスクや潤いを補う目薬なども、乾燥や緊張をやわらげるアイテムです。

無理に我慢せず、目に「ひと息つく時間」を与えることが、視力を守るためにも重要です。

作業環境を整えて負担を減らす

暗い部屋での読書や、画面との距離が近すぎる作業は、知らず知らずのうちに目に負担をかけています。作業中は、照明の明るさをしっかり確保し、画面との距離は40cm以上あけるのが理想です。パソコン画面やスマートフォンのディスプレイ設定や調光の調整も、目の疲れをやわらげるのに役立ちます。

特にお子さんは姿勢や距離が乱れやすいため、家庭での環境づくりが視力低下の予防につながります。

メガネやコンタクトを定期的に確認

度が合っていないメガネやコンタクトを使い続けると、見えづらさをごまかすために目が無理をして、結果的に疲れや頭痛のもとになることもあります。視力は年齢や生活の変化に影響を受けるため、年に1回くらいのペースで視力検査を受けるのがおすすめです。

度数をきちんと合わせることで見え方が安定し、日常の中でも快適に過ごしやすくなります。

受診が必要なサインを見逃さない

急に視力が落ちたり、視野の一部が欠けたり、光がにじんで見えたりするようなときは、病気が関係している可能性があります。緑内障や網膜剥離などの症状として現れるケースもあるため、「そのうち治るだろう」と放っておかずに早めに医師の診察を受けましょう。

小さな違和感でも見逃さずに専門医に相談することで原因がはっきりし、早めの対応につながります。

ICLを検討する前に知っておきたいこと

カウンセリング

視力が落ちる要因を理解したうえで、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。メガネやコンタクト以外にも、最近はICL(眼内コンタクトレンズ)という選択肢も注目されています。

ICLの仕組みや適応条件、ほかの治療法との違い、手術前後の注意点などをわかりやすくまとめましたので、ぜひ確認してください。

ICLとは?特徴と仕組みを解説

ICLは、目の中に小さなレンズを挿入して視力を矯正する方法です。角膜を削らないので、レーシックに向かない方でも対象になるケースが多いです。

このレンズは取り外しも可能で、将来度数が変わっても柔軟に対応できるのがメリットです。しかし度数を変更する際の時期によっては、初回にICLを挿入した際と同じくらいの費用がかかったり、目に負担がかかるケースもあります。

とはいえ、ICLは目の構造を大きく変えずに視力を補正できるため、視界の質にこだわりたい方や、強い近視がある方によく選ばれています。できるだけ度数を変えずにQOLを維持するためには、信頼できる医師とのコミュニケーションが欠かせません。八王子友愛眼科ではICLインストラクターを始め、経験豊富な医師が複数在籍していますので、ぜひご相談ください。

ICLの適応条件と向いている人

ICLは以下のような方に向いている矯正法です。

  • 裸眼で生活したい
  • 眼鏡、コンタクトを使用するのがわずらわしい
  • 角膜が薄い
  • 近視がある
  • コンタクトを装着すると目がゴロゴロする
  • ドライアイなどの症状でコンタクトを長時間装着するのが難しい

ただし、目の形やレンズを入れるスペース(前房深度:ぜんぼうしんど)の状態によっては適応外になるケースもあります。まずは適応診断を受けて、自分の目の状態を知ることが大事な一歩となります。

ICLのリスクと術後の注意点

ICLは医療行為であり、感染や炎症などのリスクがまったくないわけではありません。手術前に十分な説明を受け、術後は定期的に検診を受診し経過を確認することが重要です。

また、眼圧の変化やレンズ位置の確認も必要です。手術を検討する際は医師と相談しながら、リスクとメリットを理解したうえでの判断が安心につながります。

ICL手術の術後について気になる方は、こちらの記事もご覧ください。

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ICLと他の治療方法との違い

視力矯正には、ICLのほかにメガネ・コンタクト・レーシックといった方法があります。メガネやコンタクトは取り外しが必要ですが、ICLは一度の手術で長い間効果が続くのが特徴です。レーシックは角膜を削る治療のため、角膜が薄い人には適さない場合もあります。

それぞれメリットと注意点があるので、自分の目の状態やライフスタイルに合わせて、無理のない方法を選ぶことが大切です。

ICLとレーシックの違いを詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

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無料適応診断を受けるメリット

ICLが自分に合うかどうかは、検査を受けてみないと分かりません。無料の適応診断では、角膜の厚さや目の形を確認し、ICL手術が可能かどうかを判断してもらえます。

診断結果をもとに、治療方法や費用を比較しながら検討できるのもポイントです。自分の目の状態を正しく知ることで、後悔のない選択がしやすくなります。

八王子友愛眼科ではICLインスラクターや認定医による無料の適応診断を随時行っています。ICLが気になった方や目の状態が知りたい方はお気軽にお問い合わせください。

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よくある質問

視力が落ちる原因や治療法については、多くの人が似たような疑問を抱えています。日常生活や治療を選ぶ際によく聞かれる代表的な質問をまとめました。

どれも知っておくと役立つ内容ばかりなので、気になることがあればぜひ参考にしてみてください。症状や見え方に不安があるときは、早めに医師に相談するのが安心につながります。

目が悪くなるのはスマホだけが原因ですか?

スマホやパソコンの見すぎが視力に影響するのは事実ですが、それだけではありません。加齢や遺伝、睡眠不足、目の乾燥、姿勢など、いくつかの要因が重なることで視力が低下しやすくなります。特に、近い距離を長時間見続ける習慣は、目のピント調整に負担がかかります。

意識的な休憩で、疲れ目や一時的な視力低下の予防につながります。

ICL手術はどんな人でも受けられますか?

ICLはすべての人に適しているわけではありません。角膜の厚みや目の構造、視力の度数などによっては、手術が受けられないケースもあります。また、糖尿病や緑内障などの持病がある場合は注意が必要です。

八王子友愛眼科では、無料の適応診断を通じてICLが適応するかの診断を行っています。もしICLが適応しにくいと判断された場合でも患者さんの視点に立ち、どの治療法が適応になりそうか中立的に判断します。

まずは無料の適応診断で自分の目の状態を確認し、医師とよく相談したうえで判断しましょう。

視力低下を完全に防ぐ方法はありますか?

年齢や遺伝による視力の変化は避けられない部分もありますが、生活習慣の見直しや定期検診によって進行を抑えることは可能です。スマホやパソコンの使い方、姿勢、照明などに気を配るだけでも、目の負担を減らせます。

早めに目の状態を知っておくと、視力を長く守るための近道にもなります。

老眼と近視は同時に進行しますか?

老眼と近視はそれぞれ仕組みが違いますが、年齢とともに両方の症状があらわれることはあります。近視の人は遠くが見えにくく、老眼が進むと近くでもピントが合いにくくなります。視力の変化に合わせてメガネやコンタクトを見直し、定期的な検査を受けることが大切です。

八王子友愛眼科では、老眼世代の方も多く来院いただいています。老眼世代の方が近視の改善を希望される場合も患者さんの目の状態を細かく確認し、個々のライフスタイルにあった治療法をご提案します。経験豊富なICLインストラクターや認定医が診断しますのでご安心ください。

ICLで近視や老眼の改善ができるのか気になる方は、こちらの記事もご覧ください。

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子どもの視力低下は改善できますか?

成長期の子どもは、学習環境や生活リズムの影響を受けやすいため、完全な改善は難しい場合もあります。ただ、進行を抑える手段として「オルソケラトロジー」や点眼治療などがあり、早めの対策で将来の視力維持につながります。少しでも気になる変化があれば、早めに眼科で相談してみましょう。

※オルソケラトロジー:就寝中に専用のハードコンタクトレンズを装着し、角膜の形を一時的に矯正し、日中裸眼で生活することが可能な治療。近視抑制効果も期待できる。

まとめ

視力が低下する原因は、加齢や生活習慣、目の病気などさまざまです。だからこそ、早めに自分の目の状態を知っておくのが非常に大切です。

普段からできるケアを取り入れて習慣化すると、視力の悪化をゆるやかにしたり、疲れにくい目を保ったりすることができます。それでも見え方に不安が残る場合は、眼科で検査を受けてみましょう。原因がわかれば、対応もしやすくなるからです。

メガネやコンタクトが合わない、視力が安定しないといった悩みがある方は、ICLのような治療法についても知っておくと選択肢の幅が広がります。

まずは、無料の適応診断で自分の目に合う方法を専門医と一緒に探すことから始めてみてください。ご予約はお電話またはLINEにて承っております。

八王子友愛眼科は、医療法人社団インフィニティメディカルが運営する3つのクリニックのひとつです。グループには、八王子友愛眼科・武蔵野友愛眼科・湘南友愛眼科の3院があります。
ICLの無料適応検査は、八王子友愛眼科に加えて湘南友愛眼科でも実施しています。ご希望のクリニックまで、お気軽にご連絡ください。

八王子友愛眼科 ※ICL無料適応検査 実施中
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今野医師
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八王子友愛眼科
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今野 公士
専門分野:屈折矯正、白内障、涙道、眼瞼
専門分野:屈折矯正、白内障、涙道、眼瞼
資格・所属学会
  • ICL指導医資格(STAAR Surgical認定)

  • 日本眼科手術学会所属

  • 日本白内障屈折矯正手術学会 所属

  • 日本眼科学会認定 眼科専門医

  • 杏林大学医学部眼科学教室非常勤講師

  • 日本涙道・涙液学会理事

  • 日本眼科学会プログラム委員

  • 南多摩眼科医会副会長

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