「視力回復」の真実|八王子友愛眼科が教えるトレーニングの限界や治療の選び方

「視力が落ちたかな?」と感じたとき、多くの方が「何とかして回復させたい」と思うのではないでしょうか。現代では、スマートフォンやパソコンの使用時間が増え、目の疲れを感じる機会がますます増えています。
しかし、一言で「視力回復」といってもその方法は多岐にわたり、期待できる効果も異なります。ご自身の目の状態や生活習慣に合わせて、どのような選択肢があるのかを正しく理解することは、快適な裸眼生活を取り戻すための第一歩です。視力回復に関する本記事が、あなたの目の健康と未来を考える一助となれば幸いです。
目次
視力は本当に回復できる?知っておきたい基礎知識

視力が落ちる原因はさまざまで、近視・遠視・乱視といった屈折のズレや、スマートフォンの長時間の使用で起こる目の疲れなどが関係しています。
中でも「仮性近視」や「眼精疲労」による一時的な視力低下は、適切なケアをすれば回復が見込めるかもしれません。ただし、目の奥行き(眼軸)が伸びてしまう「真性近視」の場合、目の構造そのものが変わっているため、元の視力に戻すのは難しいとされています。
そのため「視力回復」という表現は、実際にはメガネやコンタクト、あるいは手術によって視力を“矯正する”という意味で使われることがほとんどです。
視力が低下した原因をきちんと理解し、どこまでの回復が見込めるのかを知っておくのは、自分の目に合った対策を選ぶうえでとても大切です。
まずは医師に相談し、原因別の治療法を一緒に見つけるとよいでしょう。
視力が落ちるのはなぜ?よくある原因と種類
視力が低下する主な原因として、近視、遠視、乱視といった屈折異常が挙げられます。これらは目のレンズ機能に問題があり、光が網膜上で正確に焦点を結ばないことで生じるものです。
また、スマートフォンやパソコンの長時間作業は、目のピント調節機能を担う毛様体筋に大きな負担をかけ、一時的な目の疲れを引き起こす原因となります。
さらに、年齢を重ねることによる目の構造的な変化や、白内障や緑内障のような特定の病気が視力低下につながることもあります。目の異常を感じたら、まずは専門医に相談しましょう。
どこまで改善できる?「視力回復」の具体的な範囲
一時的な視力低下である仮性近視や眼精疲労は、目をしっかり休ませたり、適切なケアを行ったりすることで、見え方の改善が期待できます。この状態の主な原因は、ピント調整に関わる毛様体筋の緊張によるもので、筋肉がほぐれると元の状態に戻りやすくなるからです。
一方で、目の奥行き(角膜から網膜までの距離)が伸びてしまう真性近視では、目の構造そのものが変化しているため、自然な回復は難しいのが現状です。
そのため「視力回復」という言葉は、一般的にはメガネやコンタクト、あるいは手術などで見え方を矯正することを指すケースが多いため、本来の視力を取り戻すという意味とは区別しなくてはいけません。
真性近視は、トレーニングでは改善しない
トレーニングで近視の症状を改善できるのではと思う方もいるかもしれません。しかし、眼軸長が伸びて固定された真性近視は、残念ながらトレーニングでは改善できません。トレーニングは、目の筋肉の緊張をほぐしたり、視覚機能を活性化させたりするためのもので、眼球の構造そのものを元に戻すことはできないからです。
真性近視の場合は病気が隠れていることもあるため、トレーニングで改善しようとせず、早めに眼科医に相談することが大切です。
裸眼で過ごすための治療法
裸眼で過ごしたいと考える方に向けて、現在の眼科治療ではさまざまな矯正方法が用意されています。
- オルソケラトロジー
- レーシック
- ICL
これらの治療法にはそれぞれメリット・デメリットもあります。自分の目の状態やライフスタイルに合ったものを選ぶためには、医師としっかり相談することが大切です。
オルソケラトロジー
オルソケラトロジーは、就寝中に専用のハードコンタクトレンズを装着することで角膜の形を一時的に平らにし、視力を矯正する治療法です。日中はレンズを外しても裸眼でよく見える状態が続くため、手術を受けずに裸眼で過ごしたい方にとっては、魅力的な選択肢でしょう。
近年では、お子様の近視進行を抑える効果も期待されており、学童期の近視対策として注目されています。
八王子友愛眼科では、2025年1月〜12月までの1年間で、30名59眼のオルソケラトロジー治療を行いました。小児の患者さんも多いため、レンズの取り扱いやケア方法については、特に丁寧な説明を行っています。なぜなら、オルソケラトロジーレンズは特殊な形状をしており、汚れがつきやすいうえに、就寝時に装用することで目への負担もかかりやすくなるからです。合併症のリスクをできるだけ抑えるには、定期的な検査と通院も欠かせません。
八王子友愛眼科では、角膜形状解析などの最新機器を用いて正確な検査を行うよう努めています。
当院のオルソケラトロジーについてはこちらでご案内しておりますので、ぜひ参考になさってください。

レーシック
レーシックは、エキシマレーザーを使って角膜の表面を削り、その形を整えることで視力を改善する矯正手術です。近視・遠視・乱視といった幅広い屈折異常に対応できるうえ、世界中で数多くの実績がある治療法として知られています。
手術時間は比較的短く、視力の回復も早い傾向があります。ただし、術後に「ドライアイ」の症状が出ることや、夜間に光がにじんで見える「ハロー・グレア」と呼ばれる現象が現れるケースもあるため、術前の十分な説明と理解が重要です。
レーシックのリスクを詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

ICL
ICLは角膜を削らずに眼の中へ特殊なレンズを挿入し、視力を矯正する治療法です。最大の特長は、レンズを取り出すことで元の状態に戻せる「可逆性」がある点です。レーシックでは対応が難しい強度近視の方や、ドライアイが気になる方にも適応される場合があり、選択肢が広がる治療法です。
八王子友愛眼科では、2025年1月〜12月の1年間で129名257眼のICL手術を実施しました。最新の手術機器を導入し、できるだけ患者さんの負担を抑えた手術を心がけています。痛みへの配慮や術後のまぶしさを軽減する技術も取り入れており、快適な手術環境を提供しています。
また、ICL執刀医の増員により、適応検査・手術前検査・手術日の予約も取りやすくなりました。
さらに、当院ではインストラクター(指導医)と認定医で料金に差を設けています。これは、経験豊富な医師にこだわりたい方から費用を抑えて受けたい方まで、幅広いニーズに対応するためのものです。どの医師も日本眼科学会の眼科専門医であり、ICL認定医として厳しい基準をクリアしているため、安心して手術を受けていただけます。
当院の痛みや眩しさに対する取り組みについては、こちらもご覧ください。
・痛みへの配慮
「新しい硝子体白内障手術装置「UNITY VCS(ユニティ)」導入のお知らせ」
「痛みの少ない白内障手術を目指します」
・眩しさへの配慮
「手術機器のこだわり-NGENUITY(エヌジェニュイティ)3Dビジュアルシステム-」
ICLでの視力回復について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。


視力0.1以下の強度近視に対する治療
生活に著しい支障が出るほどの強度近視であっても、現在の医療では多様な治療の選択肢があります。
特に眼軸が伸びてしまった真性近視の場合、専門的な治療を受けることが視力回復への近道です。中でも、ICLはこれまで裸眼での生活を諦めていた方々にも、良好な視界を提供するための治療となっているのが特長です。
視力0.1から回復するための方法を詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

自分に合う視力回復法を選ぶためのポイント

視力回復のための治療法を選ぶ際、自分の目の状態や生活スタイルに加えて、費用やリスク、安全性といったさまざまな観点で比較・検討することが大切です。
それぞれの治療には違った特長があり、メリットだけでなくデメリットも伴います。短期的な効果だけにとらわれず、将来まで見据えた選択が求められます。
自己判断だけで決めてしまわず、まずは医師による正確な診断を受け、詳しい説明をしっかり聞いたうえで治療法をご検討ください。
八王子友愛眼科ではICLの無料適応検査を実施していますので、まずはご自身の目の状態を知ることをおすすめしています。
費用・リスク・安全性を比較して選ぶ
視力回復の治療には費用がかかりますが、治療がいくらになるかだけでなく、医療費控除の対象になるかどうかも確認しておくとよいでしょう。
また、どの手術にも術後に起こりうるリスクや合併症があるため、事前にしっかり説明を受け、理解しておくことも大切です。
目先の費用や効果だけで判断せず、自分のライフスタイルや将来のプランに合った治療法を選びましょう。
医療費控除について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

専門医に相談して自分に合った治療法を選ぶ
視力回復の方法は自分の判断だけで決めてしまうのではなく、まずは眼科専門医による正確な診断を受けることが何より大切です。専門医は一人ひとりの目の状態や視力低下の原因を詳しく調べたうえで、その方に合った治療法を提案してくれるからです。
八王子友愛眼科では、ICLの無料適応検査を実施しており、患者さんそれぞれの目の状態をしっかり確認しながら、中立的な立場で治療法をご案内しています。治療前後のサポート体制も充実させていますので、安心して治療に臨める環境がそろっています。
よくある質問
視力回復や治療を検討している方の多くが、「トレーニングでどこまで改善できるのか」「レーシックとICLの違いは何か」「オルソケラトロジーは安全なのか」など、さまざまな疑問や不安を抱えています。
ここでは、よく寄せられる質問をもとに、判断の参考となるポイントをQ&A形式でやさしく整理しました。視力に関する不安を少しでも減らし、自分に合った選択肢を見つける手がかりとしてご活用ください。
視力回復トレーニングは本当に効果がありますか?
仮性近視や眼精疲労が原因で一時的に見えにくくなっている場合は、トレーニングによって視力が改善する可能性があります。
ただし、眼軸が伸びてしまっている真性近視では、トレーニングによって視力を根本から回復させることはできません。治療という選択肢が検討されるでしょう。
レーシックとICLどちらを選ぶべきですか?
レーシックとICLは、適応条件や治療費用、角膜を削るかどうか、元に戻せるかどうかといった点で大きく異なります。
どちらが自分に合っているかは、目の状態はもちろん、ライフスタイルや将来の希望によっても変わってきます。
まずは適応検査を受けたうえで、専門医としっかり相談し、自分にとって最適な治療法を選ぶことが大切です。
オルソケラトロジーはどんな人におすすめですか?
オルソケラトロジーは手術に抵抗がある方や、成長期のお子様の近視進行を抑えたい方にとって有力な選択肢です。
ただし、毎日のレンズの着脱や丁寧なケアが欠かせず、あわせて定期的な眼科でのチェックも必要になります。
オルソケラトロジーの副作用やリスクはありますか?
オルソケラトロジーは、使い方を誤ると角膜炎などの眼の感染症を引き起こすリスクが高まるおそれがあります。
安全に治療を続けるには、専門医の指導のもとで装用時間やレンズケアの方法をしっかり守ることが重要です。
自力で視力回復するために、日常生活で気を付けるべきことは何ですか?
スマートフォンやパソコンを長時間使い続けるような近距離作業はできるだけ避け、こまめに目を休めることが大切です。
ブルーライト対策を取り入れたり、作業環境の明るさを適切に保ったりすることも、目の負担を軽減するうえで効果が期待できます。
また、目の健康は全身のコンディションとも深く関係しているため、バランスの良い食事や十分な睡眠も忘れずに意識しておきましょう。
視力低下の原因として考えられる病気はありますか?
視力が低下する原因の中には、白内障や緑内障、網膜剥離といった深刻な目の病気が隠れているケースもあります。
急に見えづらくなったり、目の痛みを感じたり、視野の一部が欠けたりするような症状が出た場合は、できるだけ早く眼科を受診することが大切です。
目が悪くなってきたなと感じるのですが、眼科を受診する目安はありますか?
視力や見え方に少しでも気になる変化があったときは、放置せずできるだけ早めに眼科を受診するのが理想です。
目の病気は、早期発見・早期治療が何より重要で、将来の見え方を守るためにも外せないポイントです。
視力回復について詳しく聞きたい方は八王子友愛眼科へ
視力を回復させるためには医療機関で受ける専門的な治療が選択肢となります。眼軸が伸びてしまった真性近視はトレーニングを用いて改善することはできないためです。
裸眼で生活したいという希望をかなえるためには、レーシックやICL、オルソケラトロジーといった専門的な治療も視野に入れる必要があります。
どの治療が最適かは、目の状態や日々のライフスタイル、費用面の考え方など、一人ひとりの状況によって大きく異なります。
自己判断だけでは限界があるため、専門医と相談しながら自分に本当に合った方法を見つけることが大切です。
八王子友愛眼科では、ICLを検討されている方については無料相談や適応検査を通じて一人ひとりの目の状態を丁寧に確認し、悩みに寄り添った治療を提案しています。まずは無料の適応検査でお気軽にご相談ください。ご予約は、お電話またはLINEから簡単にお申し込みいただけます。
参考文献
1.視力トレーニング・調節緊張(毛様体筋)
https://doi.org/10.1097/OPX.0b013e3181f0b027
2.オルソケラトロジー(近視進行抑制・安全性)
https://doi.org/10.1097/ICL.0000000000000215
3.レーシック(LASIK)の安全性・満足度
https://doi.org/10.1016/j.ophtha.2009.06.017
4.ICL(眼内コンタクトレンズ)安全性・長期成績
https://doi.org/10.1016/j.jcrs.2010.10.035
https://www.aao.org/preferred-practice-pattern/refractive-surgery-ppp
5.視力低下に関係する目の病気(白内障・緑内障・網膜剥離)
https://www.aao.org/preferred-practice-pattern/cataract-in-adult-eye-ppp
https://www.aao.org/preferred-practice-pattern/primary-open-angle-glaucoma-ppp
https://www.aao.org/preferred-practice-pattern/retinal-detachment-ppp
| 八王子友愛眼科は、医療法人社団インフィニティメディカルが運営する3つのクリニックのひとつです。グループには、八王子友愛眼科・武蔵野友愛眼科・湘南友愛眼科の3院があります。 ICLの無料適応検査は、八王子友愛眼科に加えて湘南友愛眼科でも実施しています。ご希望のクリニックまで、お気軽にご連絡ください。 八王子友愛眼科 ※ICL無料適応検査 実施中 〒192-0081 東京都八王子市横山町22−3 メディカルタワー八王子 6F ▶Googleマップで開く 湘南友愛眼科 ※ICL無料適応検査 実施中 〒254-0012 神奈川県平塚市大神8丁目1−1 THE OUTLETS SHONAN HIRATSUKA 1214区画 ▶Googleマップで開く 武蔵野眼科 〒180-0006 東京都武蔵野市中町1丁目24−15 メディパーク中町 4F ▶Googleマップで開く |

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ICL指導医資格(STAAR Surgical認定)
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日本眼科手術学会所属
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日本白内障屈折矯正手術学会 所属
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日本眼科学会認定 眼科専門医
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杏林大学医学部眼科学教室非常勤講師
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日本涙道・涙液学会理事
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日本眼科学会プログラム委員
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南多摩眼科医会副会長
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