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2025.08.18
ICL
手術後

【医師監修】ICL手術後のカラコン使用はいつから?安全な選び方も紹介

【医師監修】ICL手術後のカラコン使用はいつから?安全な選び方も紹介
今野医師
監修ドクター
八王子友愛眼科
インフィニティメディカル 理事⾧ 八王子友愛眼科 院⾧
今野 公士
専門分野:屈折矯正、白内障、涙道、眼瞼
専門分野:屈折矯正、白内障、涙道、眼瞼

ICL手術を検討中の方や、すでに手術を受けた方の中には、「手術後もカラコンは使えるのか?」と不安に思われる方もいらっしゃいます。見た目の印象を大切にされている方にとって、カラコンは日常生活の一部ともいえる存在です。

本記事では、ICL手術後にカラコンを使用する際の注意点やリスク、装用可能な時期、レンズ選びのポイントなどについて、専門医の視点からわかりやすく解説します。正確な情報をもとに、ご自身の目に合った適切な判断ができるようサポートします。

ICL手術後にカラコンは使えるのか?

カラーコンタクトレンズを人差し指に乗せている様子

ICL手術後にカラコンを使えるのか、不安を感じている方は少なくありません。本章では、カラコンの使用可否や時期、どのようなレンズが適しているのかなど、術後の装用に関する基本的な情報をまとめて解説します。

ICL手術後にカラコンは使える

ICL手術を受けた後でも、カラコンの使用は可能です。ただし、すぐに再開できるわけではなく、目の回復状況や診察結果を踏まえて、医師と相談しながら慎重に進めることが大切です。

目安としては術後2週間ほど経過し、経過に問題がないと医師に確認された場合に装着が可能となります。

ICLは眼の中にレンズを入れる手術のため、目の内部に変化が生じ、外からの刺激に対しても配慮が必要になります。カラコンの使用を再開する際は、焦らずに医師の判断を仰ぎながら最適なタイミングを見極めましょう。

ICL後にカラコンを使用するときの注意点

ICL手術後の目はしばらくのあいだ敏感な状態です。そのような状態でカラコンを装用すると、摩擦や異物感によって角膜に負担がかかる場合があります。

ICLは角膜を切開し、眼の中にレンズを入れて視力を矯正する方法ですが、手術後の眼は刺激に弱く清潔さにも気をつける必要があります。

そのため、カラコンはすぐに使わず目の状態が落ち着くまで少し時間を置くのが基本です。使い始める際は、レンズの取り扱いや装着時間にも注意し、無理のない範囲で再開しましょう。

どのタイプのカラコンなら使える?

ICL手術後に使用するカラコンは、目への負担をできるだけ軽減できるものを選ぶことが大切です。衛生面を考慮すると、使用期限が明確で毎日新しいものに交換できるワンデータイプの使い捨てレンズが安心です。

購入するときは、きちんと承認された製品であることを確認しましょう。できれば眼科で診察を受けたうえで、自分の目に合ったレンズを選ぶとより安心です。

今までのカラコンは使える?

ICL手術によって裸眼でもよく見えるようになると、以前使っていた度付きのカラコンが合わなくなることがほとんどです。特に視力が大きく変化した場合は、度数が強すぎて見づらく感じたり、装用時に違和感を覚えたりすることもあるでしょう。

また、手術によって目のカーブや涙の流れがわずかに変化し、これまでのレンズがうまくフィットしなくなる場合もあります。

カラコンの装用を再開したい場合は、一度眼科で度数やレンズの形状を確認し、自分の目に合ったものを選びましょう。

ICL手術後、カラコンを使用する前に知ってほしいこと

チェックマークのかかれたブロックが並んでいる様子

カラコンが使用可能かどうかだけでなく、術後の目の状態や注意点を理解しておくことも大切です。使用を再開できる時期や、自己判断のリスク、起こりやすいトラブル、安全なカラコンの選び方についてご紹介します。

術後すぐに使用できない理由

ICL手術のあと、眼内に挿入されたレンズが安定するまでにはある程度の時間がかかります。回復のスピードには個人差がありますが、一般的には術後2週間から3ヶ月の間はカラコンの装用を控えるよう指導されることが多いです。

手術直後は角膜や結膜が不安定で、異物感や感染のリスクも高くなります。たとえイベントなどで装用したい場面があっても、回復期間中は眼科医の指示に従い、無理に使用しないよう心がけましょう。

自己判断してしまうと大きなリスクが伴う

術後の目は非常にデリケートな状態です。自己判断でカラコンを装用すると、感染や炎症、視力障害などのトラブルが起こる可能性があります。

特に「短時間だけだから」とイベント前に使用してしまう場合もありますが、わずかな時間でも目に負担がかかることがあります。

目の状態は自分では正確に判断しにくいため、装用を再開したい場合は必ず主治医に相談し、使用時間やケア方法にも注意しながら進めることが大切です。

術後に起こりやすいトラブル

ICL手術後にカラコンを使う際は、いくつかのトラブルが起こりやすくなります。たとえば、ドライアイの悪化、角膜の傷、異物感、充血などが主なトラブルです。

また、レンズの取り扱いによって細菌が入り、炎症を起こすリスクもあります。こうしたトラブルを防ぐためには、違和感や乾燥を感じた際にはすぐに使用を中止し、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

おすすめできないカラコンの特徴と安全な選び方

術後に使うカラコンは、できるだけ目に負担の少ない安全な製品を選ぶことが大切です。未承認の製品や、通販で安価に販売されているものの中には、酸素を通しにくいものや品質にばらつきがあるものも含まれています。

できれば眼科で処方されたものや、承認番号のある信頼できるブランドを選びましょう。酸素透過性が高く、短時間の装用を前提としたタイプがおすすめです。装用前には医師の診察を受けて自分の目に合う製品かどうかを確認すると、より安心です。

ICLとレーシック、カラコンを使いたいならどちらが良い?

AとBのブロックを手に持ち、悩んでいる女性

視力矯正手術を考えている方の中には、「カラコンを使うなら、ICLとレーシックのどちらが合うのだろう?」と迷う方も少なくありません。それぞれの手術の特徴やカラコンとの相性を比較し、判断の参考となる情報をお伝えします。ご自身の目の状態やライフスタイルに合った選択を考える際の参考になれば幸いです。

カラコン使用を考えるならICLとレーシックどちらが合う?

どちらが適しているかは目の具合や希望するライフスタイルによって異なります。

ICLは角膜を削らずに、目の中にレンズを挿入して視力を矯正する手術です。必要に応じてレンズを取り出すこともできるため、可逆性があるのが特徴です。

一方、レーシックは角膜の形を変えることで視力を矯正する方法で、角膜の厚みや状態によっては術後にカラコンのフィット感が変わる可能性があります。

カラコンの使用を続けたいと考えている方にとっては、角膜への負担が少なく、形状が保たれるICLの方が適している場合もあります。手術前に医師とよく相談して決めることが大切です。

ICLの仕組みや、ICTとレーシックの違いについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

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カラコンを使用したい人への当院の対応

今野公士医師の紹介画像

ICL手術後もカラコンの使用を希望する方に対し、八王子友愛眼科では安全性を最優先に考えた丁寧な診療を心がけています。手術前のカウンセリングから、装用希望への対応、術後のアフターケア体制まで、当院の取り組みについてご紹介します。

当院の治療の流れと診察について

八王子友愛眼科では、患者さんの視力やライフスタイルに関するご希望をうかがい、術後にカラコンの使用が可能かどうかの見通しも含めてご説明しています。診察では、カラコンを含むコンタクトレンズ全般について使用歴や目的を確認し、目の状態に合わせた治療方針を提案しています。

眼科では、コンタクトレンズの処方時に「処方箋(指示書)」という形で、レンズの名称・度数・カーブなどの情報を記載したものを患者さんにお渡しするのが一般的です。この処方箋に基づいて購入するのであれば、インターネット等での購入も問題ないでしょう。

しかし、医師の診察を受けずに自己判断でレンズを購入・装着すると、まれに重篤な合併症を招くケースもあります。そのため、カラコンに限らずすべてのコンタクトレンズにおいて、必ず医師の診察と処方を受けたうえで購入するよう案内するクリニックがほとんどです。

八王子友愛眼科でも、カラコンのみを特別に制限する方針は設けていませんが、どのレンズを選ぶ場合も共通して「医師の診察を通じた適切な選択が安全使用の基本」となることを重視しています。

術後も相談できるアフターケア体制

カラコンの使用を再開したい方には術後の経過を丁寧に見守りながら、安全に装用できるタイミングを一緒に確認していきます。

定期診察の中で医師が目の状態を判断し、必要に応じて装用時間や製品の選び方についてもアドバイスしています。違和感や視力の変化があった際にも、迅速に対応できるよう検査・再診の体制を整えているのでご安心ください。

ICL手術後もカラコンを安心して使用したいと考える方に、継続的なサポートも提供しています。

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よくある質問

ICL手術後のカラコンの装用については、実際に多くの方からご相談をいただきます。診察の現場でもよく寄せられるご質問をもとに、知っておきたいポイントをQ&A形式でまとめました。

不安や不明な点がある方は、ぜひご参考にしてください。

ICL手術後すぐにカラコンを使いたいのですが目に悪いですか?

手術直後は目の状態が安定しておらず、カラコンの装用は刺激や感染のリスクにつながる可能性があります。多くの場合、術後2週間から3ヶ月ほどは使用を控えるよう案内されます。目の回復状況は人によって異なるため、装用のタイミングは必ず医師と相談し、自己判断での装用は避けましょう。

度なしのカラコンに変えた方がいいですか?

ICL手術によって視力が回復すると、以前使用していた「度ありのカラコン」が合わなくなるケースがほとんどです。その際は「度なしのカラコン」に切り替えることで、違和感を軽減できます。変更を検討する場合は、目に合っているかを確認するためにも、医師の診察を受けてから選ぶとよいでしょう。

ハードコンタクトは使えますか?

ICL手術後でもハードコンタクトを使うことは可能です。ただし、レンズの装用感が術前と異なるケースがあり、違和感を感じる方もいます。使用を再開する場合は、装用感や視力の安定性を医師と一緒に確認しながら進めると、より安心です。

イベントでカラコンを使いたい場合はどうしたらいいですか?

特別な予定がある場合は、早めに医師へ伝えておくとよいでしょう。目の状態によっては、装用の可否やタイミングについて事前に検査・診察が必要になります。スケジュールに余裕を持って相談することで、適切に使用できる可能性が高まります。

ICLを受けた人で、カラコンを使っている人は多いですか?

ICL手術後でも、医師の管理のもとでカラコンを使っている方は一定数いらっしゃいます。ただし、すべての方に適しているわけではなく、装着にあたっては目の具合やレンズの種類に応じた配慮が欠かせません。安全を確保しながら楽しむためには、定期的な診察と適切なレンズ選びが大切です。

まとめ

ICL手術後でも、医師の判断と目の状態が整えばカラコンの使用は可能です。一般的には、術後2週間〜3ヶ月ほど経過してから装着再開を検討しますが、回復のスピードには個人差があるため、必ず診察を受けた上での判断が必要です。

自己判断での装用は、眼に負担をかけたり、炎症や視力トラブルにつながったりするリスクもあるため、注意が必要です。

カラコンを問題なく楽しむためには、術前から術後まで一貫した医療サポートのもとで、適切なタイミングや使い方を確認していくことが欠かせません。

八王子友愛眼科では、術前のカウンセリングから術後の使用再開の相談まで、患者さまの目の健康を第一に考えた丁寧な診療を心がけています。

少しでも不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

八王子友愛眼科は、医療法人社団インフィニティメディカルが運営する3つのクリニックのひとつです。グループには、八王子友愛眼科・武蔵野友愛眼科・湘南友愛眼科の3院があります。
ICLの無料適応検査は、八王子友愛眼科に加えて湘南友愛眼科でも実施しています。ご希望のクリニックまで、お気軽にご連絡ください。

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資格・所属学会
  • ICL指導医資格(STAAR Surgical認定)

  • 日本眼科手術学会所属

  • 日本白内障屈折矯正手術学会 所属

  • 日本眼科学会認定 眼科専門医

  • 杏林大学医学部眼科学教室非常勤講師

  • 日本涙道・涙液学会理事

  • 日本眼科学会プログラム委員

  • 南多摩眼科医会副会長

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