ICL手術後の不安を解消|日常生活の制限と視力回復の流れを詳しく紹介


ICL手術は視力を取り戻す有効な方法ですが、術後の過ごし方や生活への影響について不安を感じる方も少なくありません。「いつから仕事や運転ができるのか」「痛みや見え方はどのくらい続くのだろう」といった疑問が浮かぶのは当然です。
この記事では、視力が落ち着くまでの経過や日常生活で気をつけるポイント、知っておきたいリスク、安心して相談できるサポート体制まで、専門クリニックの視点からわかりやすくお伝えします。正しい情報をもとに、納得できる選択につなげるための参考にしてください。
ICL手術後の基礎知識と全体の流れ

ICL手術を終えたばかりの方や、これから検討している方にとって、術後の過ごし方はとても気になるポイントです。
ここでは、術後に多くの方が感じる不安や疑問、視力が落ち着くまでの流れ、日常生活で注意すべき点を一つずつ整理していきます。事前に知っておくことで、安心して回復のステップを進められるはずです。
ICL手術後に多い不安や疑問とは?
手術を受けた方の多くが、「日常生活は本当に元通りになるのだろうか」と不安を感じています。特に視力の変化や生活上の制限は、想像するだけではわかりにくいものです。
こうした気持ちを抱くのはとても自然で、同じ悩みを持つ方はたくさんいらっしゃいます。たとえば「仕事や運転はいつからできるのか」「痛みはどれくらい続くのか」など、気になる疑問は尽きないものです。
このような疑問を一つずつ整理し、正しい知識を持つことが、回復に向かうための大きな助けとなります。情報があれば術後も落ち着いて過ごしやすくなるはずです。
視力が回復するまでの流れと目安
ICL手術後は、多くの方が当日から視界が変化したと感じるようです。ただし視力が安定するまでには、一定の時間が必要です。
手術翌日には見え方が比較的クリアになる方が多いですが、「ハロー・グレア」と呼ばれる光のにじみを感じる場合もあります。これは経過とともに慣れるケースが多く、1週間から1ヶ月程度で見え方が落ち着くのがほとんどです。
ただし個人差があるので、焦らず過ごすのが重要です。術後の検診で医師と経過を共有しながら、回復を待つことをおすすめします。
手術後に気をつけたい生活のポイント
手術を終えた直後は視力の変化だけでなく、日常生活にも一時的な制限が伴います。たとえば入浴や洗顔では、目に水が入らないよう注意が必要ですし、運動やメイクも一定期間は控えたほうが無難です。
こうした制限は、術後の感染や思わぬトラブルを防ぐためにとても大切です。どの行動をいつから再開できるのかは、以下の一覧を参考にするとよいでしょう。


ICL手術後の日常生活で気をつけること

ICL手術を受けたあと、普段の生活にどのタイミングで戻れるのか、何に気をつければいいのかは気になるところです。
ここでは、仕事や家事、運動など日常のさまざまな行動について、制限や再開の目安をわかりやすくお伝えします。特に職種や生活スタイルによって気をつけるポイントが変わるので、自分に合った情報をしっかり把握しておきましょう。
手術直後から1週間ほど
術後1週間は、可能な限り保護用の眼鏡を装着しての生活を推奨しています。ICLを受けた方には感染リスク対策として無料で渡されるもので、特に就寝時は必ず装用するよう案内されます。これは寝ている間に無意識に目をこすった場合、感染や傷口が開くなどのリスクを予防するためです。
また処方された点眼薬は、必ず医師が指示した期間は使いましょう。特に術後1週間は感染しやすい時期なので、きちんとしたケアが大切です。
もし少しでも痛みや違和感があれば、術後検診日を待たずに診察を受けてください。心配事があれば、無理をせず早めに相談するのが大事に至らないで済みます。
仕事復帰のタイミング
手術を終えた直後は視力が変わるだけでなく、しばらくの間日常生活にいくつかの制限があります。たとえば入浴や洗顔では、目に水が入らないように気をつけたり、運動やメイクも一定期間は控えたりするのがよいでしょう。
職種・作業内容 | 復帰目安 | 注意点・アドバイス |
---|---|---|
デスクワーク・軽作業 | 術後翌日〜3日程度 | 長時間パソコンを使うと目が疲れやすいので、こまめに休憩をとる。 |
接客業・外回り | 術後1週間程度 | 外出が多い方は、埃や人が多い場所に気をつける。感染のリスクを減らすため、仕事への復帰タイミングは医師に相談。 |
重労働・力仕事 | 術後1週間〜10日程度 | 重いものを持ったり、頭を下げたりする動きは目に負担がかかるので控える。無理をせず、仕事への復帰タイミングは医師の指示に従う。 |
夜間勤務・夜間運転を伴う業務 | 視力が安定し夜の見え方に慣れてから(1週間〜1ヶ月程度) | 夜間の運転では、光がにじんで見えにくくなることがある。事前に短い距離での運転で見え方を確認し、気になる場合は医師に相談。 |
高温・粉塵環境での作業 | 1週間以上 | 感染のリスクが高いので、保護用眼鏡を必ず装着。点眼薬も指示された期間きちんと使い、作業の前後は手を清潔に保つことが大切。感染のリスクを減らすため、仕事への復帰タイミングは医師の指示に従う。 |
入浴や洗顔・スキンケアについて
術後すぐは目を守るために衛生管理が非常に大切です。術後当日から1週間は、目や目元に雑菌が入らないよう慎重に過ごしましょう。
下記のような管理の徹底で、感染リスクを最小限に抑えられます。
項目 | 注意点 |
---|---|
入浴 | 首から下のシャワーのみが可能だが、水が目元に触れないようにする。 |
洗髪 | 目に水が入らないようにする。 |
洗顔 | 清潔なタオルで優しく拭く程度にとどめ、目をこすらない。 |
スキンケア | 目の周りの塗布を控える。 |
メイクについて
メイクは術後の感染を避けるため、一定期間控えるのが望ましいです。ベースメイクは手術3日目からできますが、目元は1週間ほど避けてください。まつげのマスカラやアイライナーなど、目に粉や液体が入りやすいものは特に注意が必要です。
メイク時は清潔な道具を使い、メイク落としの際は目を強くこすらないようにしましょう。なお、カラーコンタクトを使いたい場合は、必ず医師への確認をおすすめします。
運動やスポーツについて
運動やスポーツは、目への負担や感染リスクを考慮して慎重に判断しましょう。軽い散歩やストレッチは術後1週間ほどで再開できるケースが多いですが、汗が目に入らないようにしなくてはいけません。タイミングは以下を目安にしてください。
- ジョギングやゴルフなどの軽い運動は1週間後から
- 激しいスポーツや水泳は1ヶ月程度控える
これらは個人差があるので、術後の検診で問題がないことを確認してから始めましょう。無理をせず、体の状態に合わせるのが大切です。
車の運転について
車の運転は視力が安定してからが基本です。術後1週間ほどで日中の運転は可能になるケースが多いですが、夜間は「ハロー・グレア」と呼ばれる光のにじみを感じやすいため注意しましょう。特にトンネル内では見え方が異なる場合があるので、運転前に医師と相談してください。
また、手術後に視力が改善されたら、免許証の「眼鏡等条件」の変更手続きをしなくてはいけません。免許証に記載されているままだと、本来は眼鏡等の装着は不要にもかかわらず必要な扱いになってしまいます。
ICL手術後のリスクとサポート体制

ICL手術は安全性が高い治療とされていますが、それでも術後にリスクや合併症がまったくないわけではありません。
ここでは、知っておきたい主なリスクや注意が必要な症状のほか、安心して手術を受けられるよう当院のサポート体制についてまとめています。正しい知識と備えで、落ち着いて回復に向かうことができるでしょう。
知っておきたい合併症とリスク
ICL手術後は、「ハロー・グレア」と呼ばれる光のにじみを感じるケースがあります。これは夜間の運転や暗い場所で気づきやすい症状で、多くの場合、術後1ヶ月ほどで慣れていきます。また、感染症も起こりうるリスクの一つです。特に術後1週間は衛生管理の徹底が非常に重要です。
八王子友愛眼科では手術室や準備室において、以下のとおり衛生管理を徹底しています。
- 看護師が常に1人以上常駐し、消毒と衛生管理を実施
- 消毒はヨード消毒2回・消炎剤点眼・皮膚消毒を基本とした多段階方式
- 万が一患部に触れてしまった場合、すべての工程を最初からやり直し
- スタッフは毎回手指消毒を徹底
こうした体制を整えることで、感染リスクが最小限に抑えられるよう努めています。もしも視界がかすむ、強い痛みを感じるなど気になる症状が出たら、予定の検診日を待たずにすぐにご来院ください。早めの対処が回復への鍵となります。
ICLのリスクや当院の感染症予防への取り組みについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。


術後の定期検診とフォロー体制
術後の経過観察は、視力の安定と安全のためにも必須です。八王子友愛眼科では、基本的に手術翌日、1週間目、1ヶ月目の検診が行われ、回復の状態を医師が確認します。この定期検診で異常が見つかった場合は、早期の処置も可能です。
当院では術後6ヶ月間、検診の費用と点眼薬の処方も無料です。気になる点があれば遠慮なくご相談ください。


安心できる保証制度と相談窓口
ICL手術後の不安解消のため、当院では充実した保証制度を用意しています。八王子友愛眼科では、術後6ヶ月以内であればレンズの交換や再手術にかかる費用は原則無料で対応します。仮に視力に変化があった場合も同様です。
術後の心配事や疑問が生じた際は、執刀医以外でも診察できる医師が在籍しているので安心です。
また、術後6ヶ月間は無料相談も受付していますので、気になる症状があればいつでもお問い合わせください。患者さんが納得できるサポート体制を整えています。
ICLの手術後に関するよくある質問
ICL手術を考えるとき、「視力が落ち着くまでどれくらいかかるのか」「痛みや違和感はどのくらい続くのか」といった疑問を持つ方は少なくありません。
ここでは、特によくいただく質問を取り上げ、医師監修のもとでわかりやすく解説します。気になる点を一つずつ整理しながら、不安の解消に役立ててください。
視力が安定するまでの期間はどれくらい?
手術当日は視界がぼやけることが多いものの、見え方に変化を感じる方もいらっしゃいます。翌日以降、徐々に視界がクリアになったと感じるケースもありますが、回復の経過には個人差があるのが通常です。
そのため、細かいピントが合ったり夜間の光の見え方が落ち着いたりするまでには、数週間から1ヶ月ほどかかるケースもあります。
手術直後に視界がかすんだり、光の輪が見えたりするのは一般的であり、あまり心配はいりません。焦らず経過を見守りながら、気になる変化があれば遠慮なく医師に相談しましょう。
術後に痛みや違和感はどの程度ある?
術後は、軽い異物感やゴロゴロするような違和感を覚える可能性があります。しかし、こうした症状は一時的なもので、数日〜1週間ほどで自然におさまることが多いです。
ただ、視界がひどくかすんだり、強い痛みを感じたら、予定の検診日を待たずにすぐに受診してください。
八王子友愛眼科では術後6ヶ月間、不安なく過ごしていただけるよう体制を整えています。
- 術後の検診費用やICLに関連する点眼薬・薬剤費は無料
- 6ヶ月間の無料検診
- 6ヶ月以内のレンズ交換、1年間の軸補正も無償でサポート(※ほかの疾患に関する薬剤費は保険診療扱い)
どんな小さな変化でも見逃さず、気になることがあればいつでもご相談いただけます。
術後に仕事復帰できる目安は?
仕事に戻るタイミングは、どのような仕事をしているかによって変わります。デスクワークや軽い作業であれば、翌日の検診で問題がなければ再開できることもあります。ただし、無理をすると傷口が開いたり、感染のリスクが高まったりするため、できれば1週間ほどゆっくり休むのが理想です。
特に現役で働く方は長く休むのが難しい場合も多いと思いますが、最低でも手術翌日の検診はしっかり受け、医師と相談しながら復帰の時期を決めましょう。
運転はいつから可能?
運転の開始タイミングは、視力が安定しているか、見え方に慣れているかを確認して判断されます。日中の運転は、術後1週間ほど経てば可能なケースが一般的です。
しかし、夜間は「ハロー・グレア」と呼ばれる光のにじみを感じやすいので、特に注意が必要です。昼間でもトンネルに入ると光が気になる場合があります。
こうした見え方の変化は多くの方が経験し、ほとんどは1ヶ月ほどで自然に落ち着いていきます。最初は短い距離を運転するなど、無理のない範囲で始めましょう。
術後の感染を防ぐポイントは?
術後1週間は目を清潔に保ち、点眼薬を正しく使うことが感染予防の基本です。
入浴や洗顔の際は目に水が入らないよう注意し、寝る際は保護用眼鏡を装着しましょう。
また、点眼薬は医師に指示された期間、忘れずにきちんと使ってください。もし少しでも痛みや見え方の変化を感じたときは、予定の検診日を待たずに早めの受診が大切です。
まとめ
ICL手術を受けたあとは、視力が少しずつ安定し、日常生活での制限も時間とともに減っていきます。手術当日から数日は入浴や運動を控えなくてはいけませんが、医師の指示を守りながら過ごすことで、合併症のリスクをしっかり抑えられるはずです。
この記事では、視力が回復する目安や、仕事復帰のタイミング、感染を防ぐためのポイントなど、よくある不安や疑問を一つずつ解説してきました。それでも「自分は大丈夫なのか」と心配が残る方も多いと思います。
八王子友愛眼科では、術前の無料相談や適応検査を行っておりますので、気になることがあればぜひお気軽にご相談ください。無理な勧誘は一切ありませんので、安心してお越しいただければと思います。
八王子友愛眼科は、医療法人社団インフィニティメディカルが運営する3つのクリニックのひとつです。グループには、八王子友愛眼科・武蔵野友愛眼科・湘南友愛眼科の3院があります。 ICLの無料適応検査は、八王子友愛眼科に加えて湘南友愛眼科でも実施しています。ご希望のクリニックまで、お気軽にご連絡ください。 八王子友愛眼科 ※ICL無料適応検査 実施中 〒192-0081 東京都八王子市横山町22−3 メディカルタワー八王子 6F ▶Googleマップで開く 湘南友愛眼科 ※ICL無料適応検査 実施中 〒254-0012 神奈川県平塚市大神8丁目1−1 THE OUTLETS SHONAN HIRATSUKA 1214区画 ▶Googleマップで開く 武蔵野眼科 〒180-0006 東京都武蔵野市中町1丁目24−15 メディパーク中町 4F ▶Googleマップで開く |



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ICL指導医資格(STAAR Surgical認定)
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日本眼科手術学会所属
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日本白内障屈折矯正手術学会 所属
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日本眼科学会認定 眼科専門医
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杏林大学医学部眼科学教室非常勤講師
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日本涙道・涙液学会理事
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日本眼科学会プログラム委員
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南多摩眼科医会副会長
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