ICLの値段はいくら?最新の費用相場とお得に受ける方法を解説


「ICL(眼内コンタクトレンズ)の手術を検討しているけれど、費用が高くて迷っている…」
そんな方も多いのではないでしょうか?
ICLは、角膜を削らずに視力を矯正できる安全性の高い手術ですが、その分費用も高めです。実際に、ICLの値段はどのくらいか?なぜ高額なのか?気になる方も多いと思います。
さらに、費用を抑える方法があるのであれば知りたい方も多いでしょう。
本記事では、ICLの相場や費用が高い理由、他の視力矯正手術との比較、医療費控除の活用方法、分割払いの選択肢まで詳しく解説しています。
また、八王子友愛眼科のICL手術の費用と、充実したアフターケアの内容についても紹介します。無料適応検査の情報も掲載していますので、ICLを検討中の方はぜひ最後までご覧ください。
目次
ICLの料金と費用相場

ICL(眼内コンタクトレンズ)手術は、高度な視力矯正方法の一つです。そのため、費用は他の視力矯正手術に比べて高めですが、術後のメンテナンスが少なく、長期的な視力の安定が期待できます。
ICL手術の費用は、両眼で約50〜80万円が一般的な相場です。これは、レンズの種類や医師の経験、術後の保証内容によって異なります。
八王子友愛眼科のICL費用
八王子友愛眼科では、ICL手術の費用は両眼62万円(税込)からとなっており、以下の内容が含まれています。
・術前検査・診察料(適応検査を含む)
・手術費(レンズ代込み)
・術後の点眼薬・薬剤費
・術後6ヶ月間の検診費用
・レンズ交換保証(6ヶ月間)
・乱視用レンズの位置修正(軸補正)術後1年間無料
一部の手術では追加料金が発生する場合がありますが、八王子友愛眼科では基本的に明瞭で透明性のある料金設定です。乱視矯正が必要な場合や特定のレンズを使用する場合は、事前に詳しくご案内いたします。
ICLの費用がクリニックによって違う理由

ICL手術の費用がクリニックごとに異なる理由として、以下の4つが挙げられます。
1.取り扱うレンズの種類とカスタマイズ範囲の違い
ICLには大きく分けて2種類のレンズがあります。
ホールICL:一般的な近視・遠視の矯正に対応
トーリックICL:近視・遠視に加えて、乱視の矯正にも対応
どちらのレンズを採用しているかはクリニックによって異なり、それが費用差の大きな要因のひとつになります。
例えば、ホールICLのみを扱うクリニックは、対応範囲が限られる一方で、比較的低価格で提供されるケースもあります。
一方で、すべての患者さんにトーリックICLを標準採用しているクリニックでは、高精度な矯正が可能ですが、そのぶん費用が高くなる傾向があります。
さらに、ICLレンズは基本的にオーダーメイドです。
乱視が強い方や、眼の形に個人差がある場合は、より精密なカスタマイズが必要になり、コストが上がることも一般的です。
ただし、標準的な度数のレンズをあらかじめ在庫として持っておくことで、費用を抑えたり、納期を短縮できる体制をとっているクリニックもあります。
2.執刀医の経験や資格
ICL手術は専門的な技術が求められるため、執刀医の経験や資格が手術の精度や安全性に大きく影響します。特にICLを扱う医師にはスターサージカルの「ICL認定医」の資格が必要で、この資格を持つ医師が手術を担当することで、適切な視力矯正が可能です。
さらに、ICL認定医の中でも「ICLインストラクター」は特に高度な技術を持つ医師で、他の医師への指導を行う立場です。このため、ICLインストラクターが執刀する手術は、技術的な精度がさらに高まり、より安心感も増します。
3.クリニックの設備や使用する医療機器
ICL手術を行うには、精密な検査機器や高度な手術設備が欠かせません。特に、最新の機器を導入しているクリニックでは、設備の導入や維持にコストがかかるため、手術費用もやや高めになる場合があります。
手術前の検査は、視力や角膜の状態を正確に把握するためにとても重要です。より精度の高い機器の使用で、患者さん一人ひとりに合ったレンズを選ぶことができるからです。
また、安全性を高めるためのシステムが整っているほど、手術自体もより精密でリスクの少ない施術が可能となります。こうした設備の充実度が、手術費用に反映されるのです。
4.術後の保証やアフターケアの違い
ICL手術の費用は、術後の保証内容やアフターケア体制によっても差が生じます。
例えば、八王子友愛眼科では、術後6ヶ月間の無料検診を実施しており、視力の変化や眼の状態を継続的に確認できる環境が整っています。また、万が一レンズの度数が合わない場合でも、6ヶ月以内であれば無償でレンズ交換が可能です。
さらに、乱視用レンズを使用された方には、術後1年間の位置修正(軸補正)も無料で提供されるなど、長期的な視力の安定を見据えたサポートが充実しています。
フォロー体制の有無や範囲が、ICL手術費用に差が生じる要因の一つです。
なぜICLは高額なのか?費用が高い理由について

ICL手術の費用が高額になるのは、オーダーメイドのレンズ、執刀医の高度な技術、最新の医療機器など、さまざまな要素が関係しています。特に、ICLのレンズは一人ひとりの眼に合わせて特注され、乱視矯正が必要な場合はさらなるカスタマイズが求められます。
加えて、手術にはICL認定医やインストラクターといった高度な技術を持つ医師が執刀し、安全性を確保するために最先端の機器も使用しなくてはいけません。こうした要因の積み重ねで、ICL手術の費用は高くなるのです。
ICL手術は自由診療のため保険適用外
ICL手術は自由診療に分類され、公的医療保険の適用外です。そのため、高額療養費制度の対象外となり、手術費用は全額自己負担となります。レーシックのように保険適用が認められないため、患者さんがすべての費用を負担しなければなりません。
ただし、一定の条件を満たせば医療費控除を利用でき、確定申告で税金の還付を受けることが可能です。とはいえ、手術費の全額が戻ってくるわけではなく、一部の負担軽減にとどまるため、ICL手術は他の視力矯正と比べて依然として高額な選択肢となります。
ICL手術は生命保険・医療保険で補償される?
ICL手術は、ほとんどの民間保険では補償対象外です。生命保険や医療保険は、病気やケガによる治療が対象のため、美容医療や視力矯正のような治療は対象外なのが一般的です。
ただし、以下のようなケースでは、一部補償が受けられる可能性があります。
- ごく一部の保険に「自由診療補償特約」がついている
- 医師の診断で「治療目的」と判断され、医学的に必要とされるケース(例:強度近視による生活障害など)
保険によって対応が異なるため、ICL手術を受ける前に給付対象かどうか、保険会社への確認をおすすめします。
ICLと他の視力矯正手術の費用比較

視力矯正手術には、ICLのほかにレーシックという選択肢もあります。どちらを選ぶか迷う方も多いのではないでしょうか。ここでは、ICLとレーシックの費用を比較し、それぞれの特徴も紹介します。
ICLとレーシックの費用比較
ICLとレーシックは、どちらも視力矯正を目的とした手術ですが、費用や仕組みに大きな違いがあります。
手術方法 | 費用相場(両眼) | 特徴 |
ICL | 50〜80万円 | 角膜を削らずに視力矯正が可能。レンズの取り外しが可能で元に戻せる。 |
レーシック | 20〜40万円 | 角膜を削る手術。費用は安価だが、適応条件が厳しい。 |
ICLとレーシックの主な違い

- 手術の方法:ICLはレンズを挿入するだけだが、レーシックは角膜を削る必要がある。
- 視力矯正の可逆性:ICLはレンズを取り外すことができるが、レーシックは元に戻せない。
- 費用:レーシックの方が安価だが、適応条件に制限がある。
- 術後のリスク:レーシックは術後にドライアイや角膜拡張症(エクタジア)が出る可能性があるが、ICLはほぼなし。
ICLはレーシックよりも費用が高いものの、適応範囲の広さや元に戻せること、安全性の高さが評価されています。
長期的に見ればコスパが良い?ICLとコンタクトレンズとの比較
ICLは、長期的に見るとコストパフォーマンスが良いと言われています。特に、コンタクトレンズを使用し続ける場合と比較すると、長期的な費用負担が軽減される可能性があります
さらに、毎日の装用や洗浄の手間、定期検査や購入の手続きにかかる時間も不要になるため、時間的な節約という面でも大きなメリットがあります。
矯正方法 | 初期費用 | 年間コスト | 10年間のコスト |
ICL | 約62万円 | なし | 約62万円 |
コンタクト | なし | 4.8~5.8万円(レンズ+ケア用品) | 約58~82万円 |
ICLは一見すると費用が高く感じられますが、10年以上先を見据えた視力矯正と考えると、コンタクトレンズを使い続けるよりも結果的に費用を抑えられることがあります。

※コンタクトレンズの費用は、1箱あたりの費用と年間使用枚数、ケア用品のコストをもとに算出しています。
- 2週間使い捨てタイプのコンタクトレンズ(両眼分)の費用は約4,000円/箱。
- 1ヶ月で1箱必要なので、年間12箱(4.8万円)の計算。
- 洗浄液や保存液などのケア用品のコストは年間約1万円。
- 10年間使用すると、合計で約58〜82万円の費用がかかる。
ICLは長期的な投資としての価値がある?
ICL手術は、短期間で見ると高額ですが、長期的に見るとコストパフォーマンスが高い視力矯正方法です。そのため、投資に値する手術です。
長期的なメリット
ICLには、日々の手間や費用を軽減できるといった、長期的に見てうれしいメリットがいくつもあります。ICLを選ぶことで得られる代表的なメリットをご紹介します。
- 一度の手術で済むため、コンタクトレンズのような継続的な費用負担が不要。
- コンタクトレンズのように毎日の装用や洗浄の手間がなく、紛失の心配も不要。
- 長期間にわたって安定した視力を維持できるため、視力低下のリスクが少ない。
- スポーツやアウトドア活動時に視界がクリアになり、メガネやコンタクトの煩わしさから解放される。
- 定期検査や購入手続きにかかる時間が不要になる
- 長期的には時間的・経済的な節約につながる
- ICLには紫外線(UV)カット機能があり、眼の健康を守る効果も期待できる。
ICLの手術費用を安くする方法はある?

ICL手術は高額ですが、費用負担を軽減する方法がいくつかあります。医療費控除の利用で税金の還付を受けたり、分割払いを活用して月々の負担を抑えたりできます。
医療費控除を活用する
ICL手術の費用は、医療費控除の対象となるため、確定申告で税金の還付を受けられる可能性があります。医療費控除とは、1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費が10万円(または総所得金額の5%)を超えた場合に、所得税の一部が軽減される制度です。
控除額の計算方法
(ただし、上限は200万円)
例:ICL手術費用62万円+その他の医療費8万円の場合
(62万円+8万円ー0円)ー10万円=60万円(控除対象額)
還付額は所得税率に応じて変動し、例えば課税所得が400万円の方は約12万円の税金が戻る計算です。確定申告でICL手術の費用負担を軽減できる可能性があるため、活用を検討すると良いでしょう。
分割払い・医療ローンの利用
ICL手術は一括払いが基本ですが、クリニックによっては分割払い(医療ローン)に対応している場合があります。分割払いの利用で、月々の負担を抑えながら手術を受けることが可能です。
例えば、60回払いにすると毎月の支払い額は約1.3万円となり、まとまった費用を準備するのが難しい場合でも検討しやすくなります。
ただし、ローンには金利が発生する場合があるため、事前に条件の確認が重要です。

八王子友愛眼科でICLを受けるメリット

ICL手術を受ける際には、信頼できるクリニック選びが大切です。八王子友愛眼科では、高度な医療技術と丁寧なサポート体制を整えており、安心して手術に臨んでいただけます。
30,000件を超える白内障手術の実績
当院は、これまでに30,000件を超える白内障手術(2025年3月末時点)の実績があります。そのほかにも、緑内障手術や硝子体手術などの内眼手術、眼瞼下垂をはじめとする外眼手術にも対応しています。各種専門外来では、大学病院で経験を積んだ医師が診療を行っており、幅広い目の疾患に対応可能です。
高度な専門医療と最先端の医療機器
八王子友愛眼科のICL治療は、ICLインストラクターとICL認定医が執刀を担当しています。経験豊富な医師が手術を行うことで、より高い精度と安全性を確保し、一人ひとりに適した視力矯正を実現したいと考えるからです。
さらに、最新の医療機器を導入し、精密な手術を可能にする環境を整えています。こうした設備と技術の組み合わせにより、視力矯正の質を高め、術後の安定性も向上させています。
安心のアフターケアと手厚いサポート
ICL手術は術後のケアも重要です。八王子友愛眼科では、術後の定期検診やアフターケアを無料で提供し、長期的にサポートします。
八王子友愛眼科のアフターケア
手術後も安心してお過ごしいただけるよう、充実したサポート体制を整えています。
手術前後の不安を少しでも和らげるために、医療技術の向上はもちろん、患者さん一人ひとりへの丁寧な説明と継続的なフォローを重視しているからです。
常に安全性に配慮し、安心できる医療の提供に努めています。
- 術後6ヶ月間の無料検診(視力の変化をチェックし、必要なケアを提供)
- 半年間のレンズ交換保証(万が一、レンズの度数調整が必要になった場合、無償で対応)
- 乱視用レンズの位置修正(軸補正)術後1年間無料
無料適応検査を実施中
ICL手術を検討している方は、まず無料適応検査の受診をおすすめします。適応検査では、眼の状態を詳しく調べ、ICLが適しているかどうかを診断します。適応検査を無料で受けられるため、ICL手術を迷っている方も気軽にご相談ください。
ICLの費用に関するよくある質問
ICL手術の費用について、多くの方が疑問を持っています。ここでは、よくある質問とその回答をまとめました。
Q1:ICLの値段はクリニックによって違うのはなぜ?
A:ICLの費用は、レンズの種類・医師の技術・保証内容などによって異なります。
ICLには、ホールICLやトーリックICLなどの種類があり、レンズの種類によって費用が変わるからです。また、執刀医の経験や技術、術後の保証の内容によっても料金が異なります。
八王子友愛眼科では、62万円(税込)から手術を提供しており、手術費用には術前・術後のケアや保証が含まれます。
Q2:ICLの費用に追加料金はかかりますか?
A:基本的に追加料金はかかりません。
八王子友愛眼科のICL手術費用(両眼62万円(税込)~)には、以下の項目が含まれています。
・術前検査・診察料(適応検査を含む)
・手術費(レンズ代込み)
・術後の点眼薬・薬剤費
・術後6ヶ月間の検診費用
・レンズ交換保証(6ヶ月間)
・乱視用レンズの位置修正(軸補正)術後1年間無料
ただし、乱視矯正用のトーリックICLを選択する場合や、度数が規定範囲外で特注レンズが必要な場合は、追加料金が発生することがあります。事前に詳しくご案内いたしますので、ご不明な点があればお気軽にご相談ください。
Q3:ICLは保険適用されますか?
A:ICL手術は自由診療のため、健康保険は適用されません。
ICL手術は、美容目的の自由診療に該当するため、健康保険の適用外となります。ただし、医療費控除の対象になるため、確定申告で税金の還付を受けられる可能性があります。
Q4:分割払いは可能ですか?
A:八王子友愛眼科では、医療ローンによる分割払いが可能です。
一括での支払いが難しい場合、分割払い(医療ローン)の利用で、月々の負担を軽減できます。
具体的な回数や金利については、クリニックにお問い合わせください。
Q5:ICL手術後にメンテナンス費用はかかりますか?
A:基本的に追加のメンテナンス費用は不要ですが、術後の検診を推奨しています。
ICLは長期間使用できるレンズのため、定期的な交換やメンテナンスは不要です。ただし、術後の健康管理のために、定期検診を受けることが推奨されます。
まとめ
ICL手術は、オーダーメイドレンズの使用や高精度な医療機器、専門性の高い技術によって行われる視力矯正法です。費用はやや高額に感じられるかもしれませんが、長期的な視野で考えると、コンタクトレンズの管理や買い替えにかかる手間、費用を軽減できる選択肢の一つになり得ます。
八王子友愛眼科では、透明性のある料金設定と安心のアフターケア体制を整えており、無料の適応検査を通じて、まずご自身の眼にICLが適しているかを確認できます。視力の質を大切に考える方は、ぜひ一度ご相談ください。

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ICL指導医資格(STAAR Surgical認定)
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日本眼科手術学会所属
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日本白内障屈折矯正手術学会 所属
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日本眼科学会認定 眼科専門医
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杏林大学医学部眼科学教室非常勤講師
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日本涙道・涙液学会理事
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日本眼科学会プログラム委員
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南多摩眼科医会副会長
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